Arikaina 2017/4 二川温泉が休業
源泉が枯渇?二川温泉が休業 清水地域の観光にダメージか

休業した二川温泉(右)。左が白馬

 有田川町(旧清水町)の二川温泉が、4月から休業しました。これで旧清水町地域の温泉はしみず温泉のみとなり、観光産業への影響も懸念されます。

 二川温泉は'98(平成10年)に旧清水町によりオープン(*)。宿泊施設「白馬(しらま)」を併設しています。

長年多くの観光客を集めて来ましたが、昨年9月頃から源泉不足により営業を停止。

再開に向け機械の入れ替え等が検討されていましたが、「はっきりしないが、源泉が枯渇したのではないかと見られています(有田川町商工観光課)」

原因の調査にも多額の費用がかかるとみられ、4月1日から休業に。

同時に「白馬」も団体予約のみの営業に切り替えることになり、通常営業は行われなくなりました。

 同温泉では平成23年にも燃料の高騰などから閉鎖が検討され、地元の人たちから営業継続の嘆願書名が町議会に出されていました(*)。

二川温泉やしみず温泉など、旧清水町内の観光施設の多くは(財)有田川町ふるさと開発公社が管理していますが、白馬はその中でも「一番の利益を上げ、収益を支えている(*)」施設。

温泉を再開するかどうかについては、町の商工観光課では「設備も老朽化しており、様々な可能性を考えて検討していくことになります」と話しています。

仮にこのまま廃業となれば、旧清水町地域の観光に大きな影響を与えることになりそうです。

*有田川町議会広報第22号(平成23年8月)
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