地区内にある城山西小学校ではこの歌舞伎を授業の一貫としてとり入れ、毎年秋に「二川子ども歌舞伎」として小学校で上演して来ました。 しかし昨年、生徒の減少から小学校は休校に。 今年は学校近くの城山神社で上演されることになりましたが、関係者は「子ども歌舞伎はこれで見納めかも」と話しています。 江戸時代には近隣の村からも人が押し寄せ、多いに賑わったとされる二川の歌舞伎芝居。 戦後一時途絶えていましたが、保存会の人たちが地区のお年寄りへの聞きとり調査などを行い、代表的な演目である「寿式三番叟」を復活。 平成元年からは城山西小学校で、授業の一貫として子どもたちに歌舞伎を伝承して来ました。 しかし昨年の休校に伴い、それも中止に。 地区の子どもたちは10キロほど離れた八幡小学校に通っていますが、歌舞伎の授業は引き継がれませんでした。 子供数の減少に伴い、地区の子だけでは歌舞伎の上演もできなくなっています。 「中学生の子たちに声かけて、なんとか人数を集めているところです(二川歌舞伎保存会の浦西会長)」 この秋の上演は決まっているものの、「残念ですが、子ども歌舞伎としてはこれで見納め、もしくは当分見られないことになろうかと思います(同)」 なお二川地区では大人による「二川歌舞伎」も数年に一度開催されていますが、こちらは当分続けていく予定とのことです。 30年余りに渡って続けられて来た、二川の子ども歌舞伎。 本当にこれで見納めになってしまうのでしょうか。 会場=城山神社(有田インターから480号線に入り東(清水)方面へ約1時間、二川橋を渡ってまっすぐ)※例年、歌舞伎上演時には周辺にのぼりが立ちます Yahoo!地図で見る 問い合わせ=二川歌舞伎保存会・浦西さん TEL.0737・23・0611 前の記事 [3]たくさんの笑顔を創りに
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