Arikaina 2017/12 風力発電、寺本町長に聞く[1]
「豊かな自然を活かしたまちづくり」でやっている
「住民の反対あれば、町も考えざるを得ない」紀の川〜有田川の巨大風力発電所計画 寺本紀美野町長に聞く

 9月に計画が明らかになった「(仮称)海南・紀の川風力発電事業」。

紀の川市〜有田川町にかけて72基もの風車を設置するという巨大計画に、特に中心地となる紀美野町では住民の懸念が広がり、各地で勉強会が開かれる等しています。

行政として、どう対応していくのか。寺本紀美野町長にお話を伺いました。

寺本町長

 10月に発表された、風車設置地域の市長・町長による意見書。

紀の川市と有田川町は1ページ、海南市は2ページちょっとという分量の中、紀美野町は4ページに渡る意見書を提出し、景観への影響、健康被害や土砂災害への懸念などについて詳しく記載しました。

 現在3期目の寺本光嘉(みつかず)町長(73)。

県職員、野上町助役を経て、平成18年に合併に伴う紀美野町長選挙に出馬し当選。現在のところ唯一の紀美野町長であり、在職は12年に及びます。

意見書の作成に当たっては、様々な部署の職員が調査に当たったそうです。

「紀美野町は、豊かな自然を活かしたまちづくりでやっています。

自然をそのままに活かしていこうというまちづくりの中で、景観を阻害するということはそれに反すること。

景観、電波障害、目に見えない健康被害、土砂崩れ、全て懸念です(寺本町長、以下カッコ内同じ)」
[5]続き
(1) (2)
次の記事 [4]きうちこども食堂
前の記事 [3]広源寺が寺子屋開設
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2017/12号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る
IP分散サーバーサービス