Arikaina 2017/12 保護猫かふぇオープン[1]
1匹でも、という思いで
保護猫かふぇ「寺眠子屋(てらねこや)」和歌山市にオープン

 保護された猫を預かり、新しい里親を探すカフェが和歌山市にオープンしました。

オープンから半年で、22匹の猫が新しい里親の元へ渡っています。


 「段ボールに入れて捨てられていたり、『今時』って思うんですけど、実際そういうのもまだあるんです(南オーナー、以下カッコ内同じ)」もともと猫を保護するボランティア活動をしていたと言う南オーナー。

「どうしても猫が減っていかない。どんどん増えていく中で、自分でできることをやろうと」それまでの仕事を辞め、このカフェを始めたとか。

お店には1歳までの猫が常時10匹ほど。取材時もお店に入ると「にゃー」とすぐ猫たちが寄って来ました。

「保護した直後は、特に産まれてからずっと外にいた子は人を怖がることがほとんど。人に何かされてるかもしれないので、(こういう場所で)『人は怖くない』と刷り込む必要があるんです」

病気を持っている場合もあるため、健康診断や血液検査を済ませてからお店に出すようにしているそうです。

「健康上のケアがあらかじめされている状態で、里親さんにお渡しできるようにしています」

 店内では猫とふれあいながらコーヒーや軽食を楽しむことができ、里親になりたい方は申し出ることができます。「実際ふれあってもらう方が、相性も分かります」

里親になる場合もすぐに猫を譲渡するのではなく1週間ほどのトライアル期間を経てから、正式に譲渡するかどうかを決めてもらうシステムにしています。

「大体はそのまま譲渡されるんですが、帰って来ることもあります。先住の猫がいる場合は、その猫との相性もあるので…」
[5]続き
(1) (2)
次の記事 [4]AI・IoTが企業経営に与える影響
前の記事 [3]きうちこども食堂
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2017/12号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る
IP分散サーバーサービス