県では昨年12月から平成31年度にかけ、「有田川"ぶどう山椒"Connectプロジェクト」として様々な取り組みを予定しており、第一段として2月に有田川町でシンポジウムを開催。 全国誌も協力しての『山椒で地方創生』。 後継者不足に悩む生産者にとって、果たして「ピリっと」効くものになるでしょうか。
全国で圧倒的なシェア 同町で山椒メニューのカフェや加工品の販売などを手がけている「かんじゃ山椒園」の永岡代表によると、 同町では古くから山椒が栽培されていましたが、昭和に入り減反政策で使われなくなった田んぼで代わりに山椒を栽培する農家が多くなり、生産量が上がったとのこと。 現在では和歌山県全体で全国の生産量の約7割を占めるまでになっています(*1)。 「自遊人」が協力 今回のプロジェクトでは、国から有田川町への「地方創生の推進交付金」5000万円に加え、県も500万円を拠出し計5500万円の予算を投入。 山椒を使った新たな加工品やメニューの開発/山椒ロゴマークの作成/有名料理人監修による限定ツアーなどが予定されており、 最終年度である31年度には大規模な山椒イベントを開きたいとしています。 また新潟県に本社を置き、雑誌「自遊人」を発行している(株)自遊人(以下自遊人)が協力。 自遊人は、過去にも雑誌と連動して「無添加食品ブーム」や「天然醸造味噌&醤油ブーム」を仕掛け、さらに新潟県では温泉宿の経営も手がけて人気を博しており、地方創生の分野で注目されています。 有田川町商工観光課によると「半分ダメもとで」自遊人に提携をアプローチしたところ、承諾していただけたとのこと。 町では、ブランディングなどで連携を進めていきたいとしています(*2)。 (1) (2)
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