Arikaina 2018/5 地球自然学校 大地虹色[1]
子どもたちに選択肢を
森が教室『地球自然学校 大地虹色』 紀美野町や紀の川市で活動

 不登校、引きこもり…子どもを取りまく環境が複雑になる中、「子どもたちに多様な選択肢を」と、昨年県内で開校した『地球自然学校 大地虹色』。

今年度から新しいスタッフも加わり、紀美野町や紀の川市で活動することになっています。

4月、岩出市で開催された体験会

 『地球自然学校 大地虹色(以下大地虹色)』は元小学校校長の平岡正好さんと、元養護教諭の宮島裕美さんが中心となり昨年開校。

平岡さんと宮島さんは、海草地方でも先生をされていたそうです。

「学校に通えないと言う子にとって、受け皿的なものがほとんど無いんです(宮島さん)」

 『大地虹色』では、基本的にテストや宿題はなし。

畑で農作業をしたり、山のぼりしたり、自然の中で過ごすことが"授業"になっています。

加えて、要望に応じて基礎学力の指導も行うと言うスタイルです。

「もともと子どもは勉強意欲があります。無理に詰め込んだり、『これだけは』とか押し付けられると面白くなくなるんです。

こういう場なら、楽しく学べる余裕があります。

今の学校は、時間的な余裕、気持ちの余裕がありません。

現役(の先生)だった頃から、ずっとそういう思いを持っていました(平岡さん)」
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2018/5号
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