紀美野町立小川小学校では、かつて生徒が地域の方に聞いた話をまとめた冊子「おがわの昔話」をホームページで公開しています。 昭和56年('81年)に冬休みの宿題として生徒が調べたものとみられ、主に生徒のおじいさん・おばあさんに聞いた話が中心となっています。 落ちても人知れず元の場所に戻ったという「森尾のてんぐ石」/ 人に化けて、西おかの寺に碁を打ちに来ていたタヌキと和尚さんの話/ オオカミを助けると、翌朝イノシシが届けられていた「西峯のオオカミのおんがえし」/ など学校の周辺に伝わる昔話のほか、「電車のなかったころは海南まで歩いた」「米は麦とまぜて食べた」「雨の日は下駄、晴の日はわらぞうりを履いた」など、 明治〜大正の頃と見られる農家の暮らしについて、生徒が聞き書きしたものをまとめています。 多くは標準語ですが、中にはかなり「きつい」和歌山弁で書かれているものもあります。 冊子は'96年に一度復刻され、'15年にPDFファイルとして電子化されました。 復刻当時の校長先生は冊子の中で「ふるさとに伝わる昔話は、私たちを優しくなつかしい心にしてくれます。 ここに収録されているおはなしを読んで、なつかしいふるさと小川を感じてほしいと思います」と綴っています。 小川小学校ホームページ www.ogawaes.town. kimino.wakayama.jp 前の記事 [3]きのくにラリー in 阿弖河
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