有田川町〜日高川町にまたがる白馬山脈で計画されている風力発電所。 5月には工事の安全祈願祭も行われましたが、ここに来て地元住民から「全く話を聞いていない」と声が上がっていることが分かりました。 住民らは勉強会を開くとしており「たくさんの方に呼びかけたい」と話しています。 白馬山脈にはすでに、東京のエコ・パワー株式会社による風力発電所が稼動しています。 今回の風力発電所はそれに加え、同社が新しく23基の風車を設置するものです。 しかしもう工事がはじまるという段階になって、有田川町や日高川町の計画地周辺住民から「話を聞いていない」と声が上がっていることが分かりました。 「1か月くらい前に水質調査に来ている人がいて、はじめてそういう計画があることを知った。 説明会とかもしたというが、全く声をかけられていない(有田川町の住民)」 6月には両町から町民が集まり会合を設け、7月から風力発電の勉強会を開催していくことを決めました。 会合の参加者は「健康や山崩れなど、心配している。 都会でビルを建てる時は必ず付近の家を回って周知するのに、そういうのも無かった。 最初は少ないかもしれないが、できるだけたくさんの人に呼びかけていきたい」と話しています。 エコ・パワー株式会社のホームページによると、新しい風力発電所は'21年4月から運転を開始する予定となっています。
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