江戸時代末期に起こった安政南海地震。襲い来る津波に、廣村(現在の広川町)の濱口梧陵(ごりょう)は、当時大変貴重だった稲むら(稲わらの束)に火をつけ、それを目印に、津波から逃げる村人たちを誘導しました。災害時に何を優先すべきかを示す好例として、この行動はのちに後に「稲むらの火」として、尋常小学校の教科書にも取り上げられました。 梧陵は後に明治新政府の駅逓頭(えきていのかみ=現在の郵政大臣)や和歌山県議会議長をつとめ、政治家としても活躍。また地元に私塾「耐久社(現在の耐久中学校)」を設立し、教育者としても活動しました。 「稲むらの火」のみならず、濱口梧陵の足跡や功績について考えるシンポジウムが3月に開催され、オンラインでも配信されます。当日は東京大学教授の山口輝臣さんによる基調講演のあと、山口さんや岡山理科大学教授の吉川泰弘さん、濱口梧陵の子孫でありヤマサ醤油(株)代表取締役会長の濱口道雄さんらによるパネルディスカッションを開催します。 ※当日はユーチューブによる配信が行われる予定です。参加希望の方は下記のQRコードから申し込みページにアクセスし、申し込んでください。開催前日までに、ユーチューブの視聴URLが送られてくる予定です。参加無料。申し込みの締切は2月28日(月)です。
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日時=3月19日(土)13時半〜16時半 参考=稲むらの火の館「資料室【濱口梧陵】」(www.town.hirogawa.wakayama.jp/inamuranohi/siryo_goryo.html) 次の記事 [4]無料ウェブセミナー 前の記事 [3]箕島〜御坊、昼間はほぼ1時間1本に
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