広川町が生んだ、銅版画の世界的巨匠 |
県立近代美術館では7月28日(火)から、広川町出身で世界的に評価の高い銅版画家・浜口陽三が生誕100年を迎えるのを記念して展覧会を開催します。8月30日(日)まで。
浜口陽三はあの「稲むらの火」で知られる浜口梧陵のひ孫に当たる人物で、明治42年、広村(現在の広川町)に生まれました。東京美術学校を中退してパリに渡り、銅版画で「メゾチント」と呼ばれる技法を使って独自の境地を開拓。サンパウロ・ビエンナーレや東京国際版画ビエンナーレなど国際的なコンクールで数々の賞を獲得し、世界的な名声を得ます。パリやサンフランシスコなど海外で長く創作活動を続け、平成12年に91歳で亡くなりました。