2月、海南市の湾に建設予定だった浮上式防波堤の計画が中止になることが決定しました。 浮上式防波堤は一時、宮城県でも設置が検討されましたが、県知事が反対の意向を示し設置されませんでした。 一方、和歌山県では特に反対意見が上がることなく計画が進められたようです。 和歌山県と宮城県、何が違っていたのでしょうか? 浮上式防波堤が提示した「日本一美しい港町」 '11年、東日本大震災により巨大な津波に襲われた宮城県気仙沼市。 日本有数の漁港とその町は、壊滅的な被害を受けました。 翌'12年、気仙沼市は町を復興するための「まちづくり計画」のコンペを実施。 その中で最優秀賞に選ばれたのが、(株)大林組による浮上式防波堤の計画でした。 「津波来襲時に浮上し、スマートに津波被害を防ぐ」 「防潮堤のない、美しく、魅力的なウォーターフロントを創出できる」 計画は浮き上がる防波堤をドラゴンに見立てて、”ドラゴンポート計画“と名付けられ、 市民からも「(実現してほしいという)声は多かったです(宮城県漁港復興推進室)」と言います。 (1) (2) (3) (4)
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