Arikaina 2015/5 ハイテクワナも捕獲1頭[1]
新たな対策として期待されたものの…
下津町にハイテクワナが登場!…するも、半年で捕獲1頭

 近年、農家にとって大きな問題となっているシカやイノシシ、サルなどによる農業被害。

海南市下津町の山間部・笠畑地区では昨年9月、補助金によりインターネット連動のハイテクワナが設置されました。

しかし残念ながら、半年以上経っても捕獲はまだイノシシ1頭のみ。県では、捕れなければ場所を変えることも検討しています。

 笠畑地区に設置されたのは、三重県と、同県の鳥羽商船高等専門学校が開発した「まる三重ホカクン(以下ホカクン)」というシステム。

通常のワナにカメラを取り付けてシステムが常時監視し、シカやイノシシなど、獲物となる動物が来るとメールで通知。

それを受けてパソコンやスマートフォンでインターネット越しにカメラの映像を確認し、ワナを遠隔操作して獲物を捕らえるーーという仕組みです。

県海草振興局によると地元の農家の方に通知されるようになっており、遠隔操作も農家の方が行うようになっています。

ワナでは獲物が来るよう餌付けを行っているものの、

「(シカやイノシシも)賢いんでなかなかかかってくれない(海草振興局地域振興部)」

昨年9月の設置から今年4月まで、7か月で捕獲できたのはまだイノシシ一頭だけとのことです。
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Arikaina
2015/5号
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