Arikaina 2015/8 地ノ島・海水浴客が減少[1]
かつては下津からも船が出ていた
有田市の無人島・地ノ島 海水浴客が減少…地元の努力続く

 有田市沖に浮かぶ無人島・地ノ島。有田市を代表する海水浴場であるだけでなく、かつては学校の遠足の定番でもあり、子供の頃に行った記憶のある方も多いのでは。しかし近年では、海水浴客が大幅に減少。観光地としては苦戦を強いられていますが、地元では観光客を呼び戻そうと努力が続けられています。

地ノ島の海岸

 「じゃ、今から船出そかー」「ちょっと待って、今のお客さん来てからや。もうちょっと待っとこ」7月下旬、取材に訪れた初島港にある地ノ島への渡し船乗り場。

地ノ島には現在、地元の渡船組合が渡し船を出しています。行きも帰りも○時出航、という決まった時間はなく、出航はその時の状況次第。取材時も、冒頭のような昔ながらの和やかなやりとりの後、お客さん全員を載せて出航しました。

 かつては初島だけでなくJR下津駅の近くからも渡船が出ており、大変賑わった地ノ島。しかし、近年では海水浴客は減少傾向にあります。「やっぱり、レジャーの多様化でしょうな。車社会になっていろんなとこへ手軽に行けるようになって(渡船組合の南村渡船)」現在は下津からの船は無くなり、渡船を行っているのは初島の2業者のみです。
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2015/8号
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