Arikaina 2015/11 やってみよら!ラグビー[3]

和歌山ラグビー界最大の課題?
中学にラグビー部が無い…

 しかしそうやって練習してきた小学生ラガーマンも、中学に入ると別のスポーツを初める子が大半だそうです。「県内では、中学にラグビー部が無いんですよ。(県の)ラグビー協会でも、長年何とかしようとはしてるんですが…(榎本さん)」

「ラグビー経験のある指導者が少ないのが、一番の原因だと思います。国体に向け中学ラグビー部を作ろうという話もあったんですが、実現しませんでした(県ラグビーフットボール協会の那須書記長)」

県内でも高校にはラグビー部はあるものの、中学に無いのが影響しているのか、毎年花園ラグビー場(東大阪市)で開催される全国高校ラグビーでも、和歌山県勢は'90年大会以来、25年間もの間白星から遠ざかっています。

「他県では中学からラグビーしているのに、和歌山では高校から初める子が多い。この差は大きい(那須さん)」

「(有望な子がいても)中学から大阪に行ってしまっているのではないか(吉田さん)」

 「『危ない』というイメージがあることも、原因だと思います」なぜ中学ラグビー部ができないのか?との問いに、そう答えた那須さん。

試合終了間際、あえてリスクの大きなスクラムを選び、誰もが予想だにしなかった史上最大の番狂わせを演じたラグビー日本代表、"Brave Blossoms"。

和歌山の小さなラガーマンたちも、将来、現状を覆す奇跡を起こして行くことができるでしょうか?

そのためには大きなラガーマンたちがスクラムを組み、「中学ラグビー部創設」という"トライ"を決める必要がありそうです。

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2015/11号
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