騒音や景観への影響を懸念する声が上がる中、「風車のことを多くの人に知ってほしい」と、地元の人たちが活動を活発化させています。 計画されているのは「(仮称)海南・紀の川風力発電事業」。 東京に本社を置く日本風力エネルギー(株)が進めているもので、最大出力324メガワット、設置風車72基という国内最大級の大規模なものです。 近年、県内でも続々と風力発電所が建設されていますが、同時に騒音などのトラブルも相次いでいます。 文化祭でチラシまき 「関心持ってほしい」 計画の発表後、9月には地元有志が風車の勉強会を開催。 11月には、『風力発電の不都合な真実』などの著書のある三重県の歯学博士・武田恵世(けいせ)さんの講演会が紀美野町で開催されることになりました。 「本当に心配で、悩んで、とにかく自分たちでできることをしようと(講演会の実行委員会のメンバー、以下カッコ内同じ)」 11月3〜5日にかけて開催された紀美野町の文化祭。実行委員会のメンバーは、講演会のチラシ巻きを行いました。 「チラシを配っていても、(講演会が開催されれる)19日は無理やけど次あったら参加したい、という人もいました。あまり表立っては出て来なくても真剣に考える人は増えて来ている、というのは感じました」 同会によると、地区によっては区長さんを中心に自主的に勉強会を開催している所もあるとか。 「この前の台風でも(海南で)土砂崩れが起きました。(風車の工事をすれば山も削られるため)いてもたってもいられない気持ちになっています」 講演会の当日は「風車の大きさを体感してほしい」と、設置される風車の羽根と同じ60メートルの大きさの布を展示することにしています。 「自然や健康は、お金とは引き替えにならないものです。そういうことを広めて行きたいです」 ※どなたでも参加できます。 日時=11月19日(日)13時半〜16時半 会場=紀美野町総合福祉センター(海南インターから370号を東(紀美野方面)へ、エバグリーン〜トマト&オニオンを越え、紀陽銀行角の「阪井」交差点で南へ(右折)曲がりそのまま真っすぐ、370号線バイパスに入り約10分、右手の大きな建物) Yahoo!地図で見る 入場無料 駐車場有 問い合わせ=武田恵世講演会実行委員会(フナヤマ) TEL.090・5018・7218
[2]記事一覧へ [0]トップページへ戻る |