Arikaina 2018/3 SNSいじめ相談 県情報収集開始
文科省、SNSいじめ相談をスタート 和歌山県も情報収集を開始
 文科省では3月中に、SNSによるいじめ相談をスタートすることになりました。

既に一部の自治体では国に先がけて同様の取り組みを初めており、和歌山県も情報収集に乗り出しています。

 長野県では、コミュニケーションアプリ「LINE」を手がけるLINE(株)と協力し、昨年9月、LINEを使った県内の中高生からの悩み相談を実施。

2週間の実施期間に547件の相談を受け付けました。

これは長野県のおととし1年間の電話相談件数を上回る数とのことです。

「電話相談と比べて相談内容が多岐にわたるとともに、日常生活に密着した気軽な相談が多いなど『相談しやすさ』があったものと推測します(長野県の発表資料より)」

同様の取り組みは滋賀県大津市でも昨年11月から県内の中学校を対象に、大阪府でも今年1月〜2月に府内の高校生を対象に実施されており、各地で広がりを見せています。

 文科省の児童生徒課によると、3月中に全国25か所の自治体でSNS相談をスタートさせるとのこと。

予算は平成29年度・30年度、合わせて2億5000万円。

当初は30年度からスタートの予定でしたが、前倒しで実施されることになったとのことです。

県教委によると、今のところ和歌山県は参加予定は無いとのこと。

ただ他県の事例を含め、情報収集は行っているとのことです。

 文科省の統計によると平成26年度の和歌山県内のいじめ認知件数は3707件。

千人あたりの件数では全国6位と、かなり上位になってしまっています。
参考=
大阪府「LINEを活用した教育相談の試行実施について」
pref.osaka.lg.jp/hodo/index.php?site=fumin&pageId=29467)
LINE(株)「LINEと長野県による、LINEを利用したいじめ・自殺相談事業の中間報告資料を公開」
linecorp.com/ja/pr/news/ja/2017/1940
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