Arikaina 2018/3 自主返納者にタクシー券を配布
湯浅町は何もなし…
広川町、運転免許を自主返納した人に4月からタクシー券を配布

 広川町では、運転免許を自主返納した人にタクシー券を配布する支援策を開始します。

県外では自主返納者に対しさまざまな支援が行われていますが、県内では主にコミュニティバスの割引等に止まっています。

今後、こうした動きは広がって行くのでしょうか。

 広川町の担当課によると町内の運転免許を自主返納した方に対し、4月以降、年間24枚のタクシー券を配布。

人数の制限は特に設けないとのことです。

 県警のホームページによると、県内では日高川町・日高町・美浜町・印南町・那智勝浦町が同様のサービスを実施中(昨年5月時点)。

また太地町では、75歳以上の方はコミュニティバスが無料。

和歌山市ではバスカードを配布しています。

 県外では大阪府では700以上、岡山県では約2000のお店で割引等のサービスを受けられるなど、交通サービス以外の支援も広がっています。

県内でも、和歌山市では公衆浴場の回数券を配布するサービスを行っています。

しかし有田・海南地方では、タクシー券の配布は広川町が初めて。

他の市・町(紀美野・海南・有田・有田川)ではコミュニティバスの料金(100〜300円)が半額になる助成しか行われていません。

特に湯浅町ではバスの助成もなく、自主返納者に対して何も支援が無いという状態です。

一昨年には県議会でもこの問題がとり上げられ、自民党の森礼子議員が支援策の充実を求めたのに対し、県警本部長は「自治体や民間企業との連携により、自動車等の運転に不安を有する高齢者の方々が運転免許を返納しやすい環境の整備に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております」と答弁しています。

参考=
県警「運転免許自主返納者及び高齢者に対する助成制度一覧」
police.pref.wakayama.lg.jp)
平成28年2月和歌山県議会定例会会議録
おかやま愛カード
pref.okayama.jp
大阪府「高齢者運転免許自主返納サポート制度について」
pref.osaka.lg.jp
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