Arikaina 2018/4 ほど遠い「開かれた議会」[1]
自治体によりかなり「格差」が
撮影も録音も不可、申請書が必要…ほど遠い「開かれた議会」

 2月から市議会の映像配信が始まった海南市議会。

他にも紀美野町・有田市では議事録をホームページで公開しており、有田・海南地方でも議会の内容が手軽に見られるようになって来ています。

しかし他の市・町では未だに「議事録を見る理由」を聞かれることも。

またどこの議会も、基本的に議場での録音や撮影は禁止になっています。

HPで見られる所がある一方
「誓約」しないと見られない所も

海南市議会 議会中継HP

 日付、住所、氏名、ハンコに、『議事録を閲覧する理由』ーー有田川町で議事録を閲覧するには、これだけの内容を「議会会議録閲覧申込書」に記入する必要があります。

申込書は議長宛で、『閲覧にあたっては貴殿の指示に従うことを誓約』しなければなりません。

有田川町は議事録をホームページで公開しておらず、議会の内容を知るには実際に傍聴するか、『誓約』して議事録を見るしかありません。

 有田川町と同様に議事録をホームページで公開していない湯浅町では、本会議の議事録は自由に閲覧できますが、委員会など本会議以外の議事録は有田川町と同様の書類を書く必要があります。

書類の提出後、議事録を見る『許可』が降りるには「約2週間(湯浅町議会事務局)」かかるとのこと。

また同じく非公開の広川町では、役場に行けば議事録は自由に閲覧できます。
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有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2018/4号
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