由緒ある建物ながら老朽化が進んでいましたが、7月、復元を目指してついに解体工事が開始。 早くもさまざまな発見が相次いでいます。
鈴木姓のルーツとされる鈴木氏はここで122代続きましたが、昭和初期に途絶えました。 屋敷は空き家となり、近年では半ば崩壊状態に。 こうした状態を何とかしようと、地元の有志により「鈴木屋敷復元の会」が結成され、H28年度には保存活用計画を策定。 7月からは、ついに解体工事が始まりました。 復元される屋敷の設計を手がける建築士の中西重裕さんによるとはっきり建築年代を特定できるものはまだ見つかっていないものの、おそらく江戸時代後期の建築と推定されるとのこと。 井戸があったことが新たに分かり、かまどがあったと見られる痕跡も見つかりました。 さらに、室町時代のものと見られる瓦も発見されました。 「日本建築では、建て替える際にも古い瓦を再利用することがあります。古くからここに住まいがあったことをうかがわせるものです(中西さん)」 かつての鈴木屋敷がどのような姿だったのかを思わせる資料は非常に少なく、今後は解体により分かったことと合わせ、どのような姿で復元するかを検討していくとのことです。 ※「鈴木屋敷復元の会」では、復元費用の寄付を広く募っています。目標額は6500万円。藤白神社に郵便振替用紙が用意されています。 藤白神社(海南インター出口から東へすぐ) Yahoo!地図で見る TEL.073・482・1123 前の記事 [3]激しい猛暑
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