農家による組合も結成され、8月にはじゃばらのグミをつくるプロジェクトがクラウドファンディングでの資金調達に成功。 加工品はもちろん、新品種の開発にも乗り出しています。
グミのプロジェクトを手がけるのは、同町の長谷光浩さん。 長谷さんの家はもともと広川で代々続くみかん等を作る農家ですが、10年ほど前からじゃばら栽培に取り組みました。 「花粉症の妹がじゃばらを試したところ和らいだと言っていて、それで興味を持ちました(長谷さん、以下カッコ内同じ)」 しかしなかなかうまく育たず、実を付けるのに7年かかったそうです。 「みかんとかですと栽培マニュアルが確立されていますが、じゃばらはそうではありません。肥料足らんなあとかカミキリ弱いなあとか、観察しながら作り上げていきました」 最初はじゃばらの木5本からはじめ、千本くらいになったところでようやく軌道に乗って来たそうです。 補助がない…なら、逆に成功させてやろう 現在のところじゃばら栽培には補助もなく、すべて農家が自力でやらなければなりません。 なぜそこまでして、じゃばらにこだわったのか? 「農家なんで、新しい品種にチャレンジするの自体面白いです。補助もないので、逆にそういうのを成功させてやろう、という気持ちもありました」 すっぱいのでサル等が寄ってこないなど、栽培してみるとみかんに比べ有利な点もあったとか。 現在の収穫量は15〜20トン。 長谷さんは自ら加工工場を作り、じゃばらをジュースやジャム、マーマレード等にしてネット販売しています。 (1) (2)
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