Arikaina 2018/10 台風21号 神社仏閣に被害
台風21号 神社仏閣にも大きな被害

 9月、停電など県内に大きな被害をもたらした台風21号。

貴重な建物の残る神社・仏閣でも被害は大きく、10月に入っても影響が続いているところも出ています。

道を塞いでいる巨大な倒木(海南市の日限地蔵尊にて)

 海南市下津町にある紀州徳川家の菩提寺・長保寺。

本堂・塔・大門が国宝に指定されている名刹ですが、大量の倒木により、徳川家の墓所を立ち入り禁止としています。

「全体ではまだ把握しきれていませんが、100本はあるのでは。一部、墓の周囲の柵が倒木で被害を受けています(同寺)」。

寺では復旧費用を概算2000万円で文化庁と調整中とのことですが、まだこれから申請する段階で、復旧の目処は立っていないとのことです。

 本殿や拝殿が重要文化財に指定されている廣八幡神社(広川町)でも倒木が相次いだほか、県の重要文化財に指定されている舞殿が曲がる被害が出ました(現在は復旧)。

 「日限の地蔵さん」でおなじみの日限地蔵尊(海南市)ではお墓が倒木で倒される被害が出たほか、巨大な倒木で参道が塞がれてしまっています。

「へたに切ると崩れてしまうので、山師さんに頼まないといけないのですが…(同寺)」寺によると、復旧はおそらく年末になる見通しとのことです。
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