貴重な建物の残る神社・仏閣でも被害は大きく、10月に入っても影響が続いているところも出ています。
海南市下津町にある紀州徳川家の菩提寺・長保寺。 本堂・塔・大門が国宝に指定されている名刹ですが、大量の倒木により、徳川家の墓所を立ち入り禁止としています。 「全体ではまだ把握しきれていませんが、100本はあるのでは。一部、墓の周囲の柵が倒木で被害を受けています(同寺)」。 寺では復旧費用を概算2000万円で文化庁と調整中とのことですが、まだこれから申請する段階で、復旧の目処は立っていないとのことです。 本殿や拝殿が重要文化財に指定されている廣八幡神社(広川町)でも倒木が相次いだほか、県の重要文化財に指定されている舞殿が曲がる被害が出ました(現在は復旧)。 「日限の地蔵さん」でおなじみの日限地蔵尊(海南市)ではお墓が倒木で倒される被害が出たほか、巨大な倒木で参道が塞がれてしまっています。 「へたに切ると崩れてしまうので、山師さんに頼まないといけないのですが…(同寺)」寺によると、復旧はおそらく年末になる見通しとのことです。 前の記事 [3]じゃばらを広川の名産に!
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