広川町には現在、町内のなごみ交流センターに図書室はあるものの、図書館は設置されていませんでした。町教委によると新設される地域交流センターも図書館ではないものの、図書の貸し出しのほか交流スペースや勉強スペース・コーヒーが飲める場所なども設置される予定とのことです。 約5800冊 「梧陵文庫」里帰りへ 江戸時代に発生した安政南海地震。夜間に津波から逃げる人々に、当時貴重品だった稲むら(稲藁の束)に火をつけて人々を誘導したーーこの故事で知られる、広川町出身の偉人・濱口梧陵(ごりょう)。梧陵は後に明治新政府で初代駅逓頭(郵政大臣)となり、県内でも初代県議会議長などを勤めています。 「梧陵(ごりょう)文庫」は濱口梧陵が残した蔵書の数々で、全部で約5800冊にも及ぶ膨大なもの。現在は和歌山市にある県立図書館で保管されていますが、広川町の西岡町長は昨年の町議会で「広川町の財産としてきっちり保管したい」と発言していました(*1)。 町教委によると、新設される地域交流センターでは受け入れ用の書庫も作られる予定になっています。既に建設地の選定も済んでおり、6月の町議会で諮られる予定。今年度中には工事を始め、来年度のオープンを目指すとしています。 (*1)広川町議会平成30年3月定例会 前の記事 [3]餅まき存続をかけクラウドF
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