「日限の地蔵さん」でおなじみの日限地蔵尊(海南市鳥居)では、餅まきの費用をクラウドファンディグ(インターネットを使った資金調達)で集めることを決めました。目標金額に届かなかった場合は、餅まきは開催しないとしています。
日限地蔵尊の餅まきは、かつては「けんか餅まき」と呼ばれ、「数万人ともいわれる人出があり、(中略)この日は地域の小学校も昼から休みで、泉南を初め(泉南には信者が多かった)、遠方からもたくさんの人が来た(*1)」と呼ばれたほど賑わいました。 ここ30年ほどは開催されていませんでしたが、4年前に現住職の角さんが伝統の餅まきを復活。かつての賑わいには及ばないものの、毎年春に餅まきを開催して来ました。しかし毎回多額の費用がかかるため、クラウドファンディングの活用を決めたそうです。 角さんによると今年のもちまきは4月に行うものの、クラウドファンディングで目標金額が集まらなければ、来年以降は行わない予定とのこと。来年はじめ頃には、クラウドファンディングによる資金募集を開始したいとしています。 また日限地蔵尊ではこれに先立ち、毎年夏に開催されている「万灯会(まんとうえ)」の費用もクラウドファンディングで調達することを決定。万灯会は境内を数万ものロウソクやLEDの明かりで照らすもので、毎年大勢の人出で賑わっています。 クラウドファンディングでは、LEDを買い替える費用を募集するとのこと。こちらは4月から資金募集が開始されます。 (*1)県企画部企画政策局文化学術課「和歌山県情報アーカイブ」 wave.pref.wakayama.lg.jp/bunka-archive/matsuri /kainanmotimaki.html クラウドファンディングサイト「Ready for」内の日限地蔵尊のページ(万灯会の資金募集は4月14日から開始予定です) https://readyfor.jp/projects/higiri 厄除開運餅投げ 日時=4月24日(水)17時〜 参加自由/駐車場有 会場と問い合わせ=日限地蔵尊(海南市鳥居284・海南駅から高架沿いに南下、突き当たりで左折(高架と反対側へ)し真っ直ぐ約100m) Yahoo!地図で見る TEL.073・482・0243 前の記事 [3]風車の羽根 250m吹き飛ぶ
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