Arikaina 2019/9 休校に積み木の部屋
学校にふたたび子どもたちの声が
休校になった小学校で「木育」と就労支援 旧粟生小学校に「積み木の部屋」

 有田川町・旧清水町に、積み木で遊べるスペースが誕生することになりました。

休校になった小学校を活用するもので、積み木には清水産のヒノキを使用。

仕上げ作業は就労支援として、障がい者作業所に発注しています。

旧粟生小学校

 「積み木の部屋」がオープンするのは、4年前に休校になった旧清水町地区の粟生(あお)小学校。

企画したのは地元出身で、小学校の卒業者でもある揚戸(あげと)菜穂子さんです。

以前から障がい者作業所に、清水のヒノキを使って積み木をつくる作業を発注されていました。

「わずかでも報酬を得て、自分で稼いだお金でものを買っていただく。そのよろこびを感じてほしいんです(揚戸さん)」

できあがった積み木は大阪で育児サークル向けにレンタルしており、大変好評とのことです。

今年6月、揚戸さんは一般社団法人を設立し、地元で「積み木の部屋」をはじめることにしました。

 会場は小学校の職員室を使用し、机やイスも用意するものの、基本的にはフロアーで遊べる構成に。

積み木のほか子ども向けの絵本や木製の部屋などを用意し、「積み木で遊ぶだけでなく、木にふれあいながら楽しむ『木育(もくいく)』の場にしたい」という揚戸さん。

初回は10月27日(日)を予定しており、当日はイベントも計画されているとのことです。
旧粟生小学校=有田川町粟生429(有田もしくは有田南インターから22号線を東へ約25分、ファミリーマートの角で右折(南へ)し、480号を清水方面へ約15分)
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駐車場有
※旧粟生小学校では、地元の「粟生いきいき寄合会」によるカフェも月に一度開催されています。

今月号の別記事もご参照ください。
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2019/9号
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