Arikaina 2020/3 県、質問を記者クラブに一本化
新型コロナウイルス 県、質問を記者クラブに一本化
 2月13日、県内で最初の感染者が確認された新型コロナウイルス。

その後も日に日に感染者が増え続け、県内のみならず、全国的にも和歌山が大きく注目されることになりました。

 しかし県では、基本的に質問による取材を大手マスコミに限定。

それ以外のメディアは、すでに発表されている事項への確認しかできないようになっています。

 2月13日以降、連日開催された仁坂知事の記者会見。

しかし参加できたのは、記者クラブに所属する大手のテレビや新聞のみでした。

新型コロナウイルスに関する取材自体がこの記者会見に一本化され、本紙が県に取材を申し込んでも「(記者会見で)すでに発表していることに関してはお答えするが、それ以外の質問にはお答えできない(県健康推進課)」という状態が続いていました。

 記者クラブは、大手の新聞やテレビで作る機関。

県庁や市役所内に記者クラブだけが使える専用の部屋が設けられており、情報が優先的に提供されるようになっています。

和歌山県では以前から、知事の記者会見は記者クラブが独占しています。

 一方で、記者クラブ以外のメディアに取材を開放する動きも進んでいます。

テレビでおなじみの内閣官房長官の記者会見も、条件はあるものの、金曜日は記者クラブに所属していない記者も出席できるようになっています。

東京都でも申請して認められれば知事の会見に出席することができるほか、記者クラブが使う部屋の光熱費も、都が各社に負担を求めています。
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2020/3号
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