Arikaina 2020/5 人口肺、県内で10台のみ
県内でも続々と体制強化進むも…人口肺(エクモ)は県内で10台のみ
 新型コロナウイルスの脅威が長期化する中、続々と体制強化策を打ち出している和歌山県。

しかし重症者に必要となる設備は、近畿でももっとも少なくなっています。

 4月、県は感染症用の病床を従来の45床から120床に増やすと発表。

感染症指定病院だけでなく、軽症患者用に一般病院の病床も確保するとしています。

ただし具体的にどこの病院に確保されるかはまだ固まっておらず、「いずれ公表するかもしれませんが、今のところは予定ありません(県健康推進課)」とのことです。

さらに患者が増えた時には民間の宿泊施設を利用するとしており、同課によると、すでに宿泊施設側と話を進めているとのことです。

 PCR検査についても県内の病院で検査できるようにし、検査施設数を拡大。

ただしこちらもどこの病院かは非公表です。

また検体採取をより迅速に行えるよう、ドライブスルーならぬウォークスルー検査も導入されます。

 しかし重症患者に必要な人工呼吸器や人工肺(エクモ)は、県医務課によると県内にはそれぞれ280台と10台。

(一社)日本呼吸療法医学会と(公社)日本臨床工学技士会が2月にまとめた調査によると、どちらも近畿ではもっとも少ない数に留まっています。

※記事の内容は4月5日時点のものです。

参考=人工呼吸器および ECMO 装置の取扱台数等に関する緊急調査
https://www.jaam.jp/info/2020/files/info-20200306.pdf
次の記事 [4]海南駅前にルートインホテルか
前の記事 [3]10万円支給、各市・町の対応
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2020/5号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る