Arikaina 2020/5 有田川町にまた大規模風力
有田川町に(また)大規模な風力発電所計画
 大規模な風力発電所の建設・計画が相次いでいる有田川町で、また新たな風力発電所の計画が持ち上がりました。

同町と日高川町の境にある白馬林道沿いに計画されているもので、最大86メガワットという巨大なものです

建設中の風力発電所の2倍の規模

 計画されている発電所は「(仮称)紀中ウィンドファーム」。

事業者はともに東京に本社を置く住友林業(株)と電源開発(株)で、最大出力4300kWの風車を最大20基配置し、全体で最大8万6000kW(86メガワット)の出力としています。

 白馬林道沿いでは現在、こちらも東京本社のコスモエコパワー(株)による「中紀ウィンドファーム」が建設中です。

こちらは1基出力2100kWの風車を23基建設し、全体で48300kW(48・3メガワット)。

今回の新しい計画は、こちらのほぼ倍の規模になります。

なおコスモエコパワー(株)社では、建設中の発電所に隣接する「中紀第二ウィンドファーム」も計画しています。

白馬林道の東側地域に建設
5〜6月に説明会


 電源開発(株)によると、建設予定地は白馬林道でもかなり東側の地域になるとのこと。

すでに周辺集落の区長さんには話をしているとのことです。

同社では、5月か6月に有田川町の金屋文化保健センターで説明会をする予定としていますが、コロナウイルスの影響もあり「どのような形で開催するかはまだ検討中。一括にはできないかもしれません(同社)」としています。

 電源開発(株)のホームページによると、同社は戦後に国により設立された電力会社で、全国で約100か所の発電所を展開。

風力発電所も24か所に展開しており、国内シェア2位としています。

参考=エコ・パワー株式会社「(仮称)中紀第二ウィンドファーム事業環境影響評価方法書」2019
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2020/5号
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