そんな中、和歌山市在住の勝山陽太さん(26)はオンラインで障がいや福祉に関するさまざまなイベントを開催しています。 他府県の福祉関係者とも積極的に交流し、2月には障がい者と恋愛に関するオンラインイベントを開催します。
若い人が少ない福祉の現場 他府県の人と積極交流! 勝山さんは和歌山市の障がい者作業所にスタッフとして勤務するかたわら、数年前からプライベートで、障がいや福祉に関するさまざまなイベントを開催。 これまでに60件以上ものイベントに関わってきました。 「福祉の現場は、若い人が少ないんです。同級生が新人研修とかインスタにアップするのを見ていて、『自分も同じ仕事をしている人たちともっと交流したい』と思ったのがきっかけでした(勝山さん、以下カッコ内同じ)」 開催するだけでなく、みずからも県外のイベントに積極的に参加。 同世代の福祉関係者と幅広く交流し、知り合った人たちをまた和歌山のイベントに招待して、といった形で活動を続けてきました。 2月のイベントに登壇する「はまゆっこ」さんも関東からの出演です。 コロナ禍でイベントが…新しいオンラインイベントを企画 しかし昨年からはじまったコロナ禍は、障がい者作業所の運営も直撃。 特に非常事態宣言が出されていた頃は「かなりピリピリしていた」そうです。 「作業所の経営が悪化すれば、働いている障がい者の方の生活に直結します。特に食品をあつかっているところは、影響が大きかったと思います」 イベントの開催も難しくなる中、勝山さんは昨年6月から月1回のペースで「紀州FUKUSHI大学」と題したオンラインイベントを開催。 毎回、障がいや福祉にかかわるさまざまなテーマを紹介したり、議論したりしています。 「紀州FUKUSHI大学」は、昨年は7回にわたって開催。 障がいだけでなく介護などさまざまな福祉テーマをあつかい、県内はもちろん、県外からも多くの参加があったとのことです。 2月は「障がい者の恋愛」に関するイベントを開催 そして2月には、障がい者の恋愛や結婚をテーマにしたオンラインイベントを開催。 勝山さんはこのイベントでは、障がい者を対象としたマッチングサービスを展開する東京の会社と提携しています。 「日頃、障がい者の方から恋愛に関する相談をもちかけられることが結構あるんです。障がいがあって、恋愛をあきらめてしまっている方もいます」 当日は健常者のパートナーと結婚し、統合失調症をわずらいながらもプラスサイズモデルとして活躍する「はまゆっこ」さんがスピーカーとして登壇。 勝山さんと障がい者の恋愛や結婚に関するトークショーを展開、さらには参加者とのチャットによる質疑応答も行われます。 勝山さんによると、「紀州FUKUSHI大学」は今年も活動を継続。 3月には、北海道で活躍する全盲のカメラマンの方をゲストに迎える予定になっています。 2月27日(土)19時〜21時 参加ページ=facebookで「障害と恋愛と結婚について考える!トークショー」で検索→イベントページから「参加URL」をクリック ※当日はズームを使用します。参加無料。事前申し込みも必要ありません。 前の記事 [3]業務で感染した時は労災対象に
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