市電に蒸気機関車、海映・新富座・朝日座、野鉄に有鉄、箕高の優勝パレード、ショッピングタウンココ… 昨年9月、地域のなつかしい写真をあつめた写真集「海南・有田・御坊・日高の昭和」が発行されました。 地域の各図書館にも納められており、下津図書館では予約も相次ぐなど人気になっています。 出版したのは、名古屋の出版社「樹林舎」。 西日本各地のなつかしい写真をあつめた「◯◯の昭和」というシリーズを発行しており、県内でも3年前から「紀南の昭和」「橋本・紀の川・岩出・伊都の昭和」「和歌山市の昭和」を発行。 今回の「海南・有田・御坊・日高の昭和」は、和歌山県内の地域では最後の発行になります。 同社によると昨年1月に新聞折り込み広告を入れて写真を募集し、さらに地域の市役所・町役場や商工会・商工会議所などから古い写真を収集。 写真を提供した方には個別に取材を行い、写真の由来や撮影された背景などを調査したとのことです。 写真は全部で、実に約650点。 古い写真では昭和初期のものからありますが、同社によると特に戦後、昭和20〜40年代の写真の収集に力を入れたとのことです。 「ほかの地域でもそうなんですが、戦前だけでなく昭和30年代ぐらいの写真でも、地元の人が見ても分からないものが多くなってきているんです(同社編集部の野村明紘さん)」 「海南・有田・御坊・日高の昭和」は下津図書館のほか、有田市図書館、湯浅町立図書館、有田川町のアレックなどに所蔵されています。 前の記事 [3]広八幡神社に鎌倉時代の『法華経』
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