有田・海南地方の各市町村でも、接種に向けた準備が進んでいます。接種はどこの市・町でも、無料で受けることができます。 ※記事の内容は4月6日現在のものです。
ワクチンの接種には大きな会場で行う「集団接種」と、医療機関で行う「個別接種」がありますが、有田・海南では集団接種を行わないのは海南市のみ。ほかの市・町では、集団接種・個別接種の両方が実施されます。 ただ有田市や海南市では、4月はまず高齢者施設に入所する方からとし、それ以外の高齢者の方の接種は5月以降としています。 接種には各市・町から送られてくる接種券が必要ですが、4月6日現在、湯浅町や広川町、有田川町はすでに送付済。 また高齢者の中でも、まず何歳以上の方に接種券を送付するかは自治体によってまちまちでした。 有田市や広川町では75歳以上とする一方、湯浅町では80歳以上の方に送付。 また有田川町では、「年齢順に高い方から1000人」の方に送付。同町によると、90歳ぐらいまでの方が対象になるとのことです。 接種は予約が必須。先着順? 接種には予約が必要ですが先着順になるかどうかについては、有田市や有田川町のように「そうなる」とするところがある一方、紀美野町や広川町では「何とも言えない」としています。 紀美野町によると集団接種の場合、送迎バスの都合なども影響する可能性があるとのことです。また個別接種のみの海南市では「医療機関で予約を受けたところから対応していく」としています。 県の健康推進課によると、ワクチンの接種後は少なくとも15分、過去にアレルギーなどの症状のある方は30分の状態観察が必要となっており、会場では、接種後にある程度待つ必要があることになりそうです。 まずは各市・町に500人分 医療従事者は5月中にはほぼ終了か 各市・町の担当部署によると、最初に入ってくるのはどこもファイザーのワクチン1箱(約500人分)。 県健康推進課によると4月26日の週からは供給量が上がるものの、各市・町が要望する数より不足が出た場合の調整方法などについてはまだ未定。 5月以降の入荷見込みについても「全国的にどれだけあるかはある程度出ているが、その中で和歌山県にどれだけ割り振られるかはまだ分からない」としています。 県医務課によると、先行して実施されている医療従事者向けの接種については4月3日時点で進捗状況は16%。 4月中旬以降はワクチンが大量に入荷できる見込みで、5月中には、医療従事者向けの接種はほぼ終わる見込みとのことです。 血液センター「接種前に献血を」 県赤十字血液センターによると国の基準が出るまでは、コロナワクチン接種後は献血ができないとのことです。 このため同センターでは、ワクチン接種前の献血を呼びかけていきたいとしています。 同センターのホームページによると、4月6日現在では全血液型とも「安心です」になっていますが、コロナ禍以降、献血は慢性的に不足気味。 特に成分献血(血小板など血液の成分のみをとり出す献血)は不足状態が続いています。
[2]記事一覧へ [0]トップページへ戻る |