Arikaina 2022/11 エバシェルド、県内でも
コロナ新薬「エバシェルド筋注セット」県内でも投与できる状態に

エバシェルド筋注セット 投与の対象となる方

厚労省「新型コロナウイルス感染症における中和抗体薬『チキサゲビマブ及びシルガビマブ』の医療機関への配分について(www.mhlw.go.jp/content/000998599.pdf)」より

・抗体産生不全あるいは複合免疫不全を呈する原発性免疫不全症の患者
・B細胞枯渇療法(リツキシマブ等)を受けてから1年以内の患者
・ブルトン型チロシンキナーゼ阻害薬を投与されている患者
・キメラ抗原受容体T細胞レシピエント
・慢性移植片対宿主病を患っている、又は別の適応症のために免疫抑制薬を服用している造血細胞移植後のレシピエント
・積極的な治療を受けている血液悪性腫瘍の患者
・肺移植レシピエント
・固形臓器移植(肺移植以外)を受けてから1年以内の患者
・急性拒絶反応でT細胞又はB細胞枯渇剤による治療を最近受けた固形臓器移植レシピエント
・CD4Tリンパ球細胞数が50cells/μL未満の未治療のHIV患者


 8月末、新型コロナウイルスの新たな中和抗体薬「チキサゲビマブ及びシルガビマブ(販売名:エバシェルド筋注セット)」が特例承認されました。県薬務課によると、県内でもすでに投与が可能となっています。

コロナの発症抑制に関する効果が期待されており、特にワクチンの接種が推奨されない、免疫にかかわる病気などを持つ方に投与できるようになっている点が大きな特徴です。

 「エバシェルド筋注セット」は、現在のところはコロナの発症抑制目的(ウイルスに曝露する前の投与)でのみ投与することが可能となっています。ただし同キットの添付文書では、「本剤はワクチンに置き換わるものではない」としています。

 投与を受けるには対象となる医療機関に申し込む必要があり、厚労省では、かかりつけでない患者さんに対しても希望があれば対応するよう要望しています。費用は医療機関によりことなりますが、厚労省では医療機関に対し、3100円以下にするよう求めています。

※記事の内容は11月7日時点のものです。

▽有田・海南周辺の対象医療機関

海南医療センター
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TEL.073・482・4521

恵友病院
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TEL.073・483・1033

県立医大病院
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TEL.073・447・2300

日赤和歌山医療センター
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TEL.073・422・4171

ひだか病院
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TEL.0738・22・1111

和歌浦病院
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TEL.073・444・0861

参考=厚労省「新型コロナウイルス治療薬の特例承認について」(www.mhlw.go.jp/content/11123000/000982472.pdf)/GemMed「コロナ新薬『エバシェルド筋注』を配分された医療機関、『かかりつけ以外の患者』にも適切に対応しなければならない—厚労省」(gemmed.ghc-j.com/?p=50412)/和歌山県「新型コロナウイルス感染症の中和抗体薬(エバシェルド)について」(www.pref.wakayama.lg.jp/prefg/050400/singatakorona/evusheld.html)


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