Arikaina 2026/8 箕島高校、新人戦も単独出場[1]
対外試合禁止2カ月、県大会は初戦敗退—いじめ問題の果てに

「凛烈の意気」で単独出場を貫く 箕島高校硬式野球部、いじめ問題からの再出発[1]


 6月から7月にかけ、大きく報道された箕島高校硬式野球部のいじめ問題。学校は今年6月、記者会見を開いて事態を説明。(公財)日本学生野球協会(以下「日本学生野球協会」)からは2か月間の対外試合禁止処分が下され、夏の県大会に出場するかどうかも直前まで決まらないという異例の事態となりました。

 結局、県大会には出場したものの、7月14日の初戦で慶風高校に敗退。3年生の引退により、部員は野球をするのに最低限必要な9人に満たない人数となりました。それでも今年4月に就任したばかりの舩津監督は、他校との連合チームではなく「単独出場」にこだわり、8月15日開幕の新人戦をむかえます。この夏、名門校の野球部に何があったのか。そしてこれからどうなるのか。学校に話を聞きました。


7月14日、夏の県大会で慶風高校に敗れ、泣き崩れる箕島ナイン

当初は「一過性の暴力」
いじめとして扱われず

 これまでの報道や箕島高校への取材で確認したところ、野球部では昨年4月中旬から9月中旬ごろにかけて、部員9名による部員1名へのいじめが発生。被害を受けた部員は昨年7月、当時の監督や部長に申告しました。当時の監督は加害部員に謝罪させたものの、一過性の暴力行為であるとして、いじめとしては扱いませんでした。

 しかし昨年11月、被害者側が学校関係者と面談し、学校は再調査を実施。12月にいじめ防止対策推進法上の「重大事態」と認定しました。今年5月、学校は約半年にわたる調査の末、県の教育委員会にいじめ調査の報告書を提出しています。

 箕島高校の池田真之教頭は、当初いじめではなく一過性の暴力行為として扱われていたことについて、「当時、一部の職員だけで話を決めていた」と説明します。多くの教員が問題を初めて把握したのは、昨年9月だったとのことです。

 なお校長先生と野球部監督は、いずれも今年4月に交替しています。いじめ問題に関連しての交替だったのかどうかについて、県の教育委員会では「人事の理由についてはお答えできない」と話しています。


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