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Arikainaメールマガジン 2023/5号(2023/5/10発行)


Arikainaメールマガジン 2023/5号

皆様こんにちは、Arikaina発行人です。
今月は以下のような記事を掲載しています。

※本紙ホームページから全ての記事をご覧いただけます。
Arikainaホームページ
https://arikaina.com


▼ついに5類移行 これからコロナにかかったら?
https://arikaina.com/_article/202305/corona-1.html

▼「4月中に方向を出す」だったはずが…どうなる?自然博物館
https://arikaina.com/_article/202305/nature-museum-1.html

▼竹スピーカー×レコード 県立近代美術館 館長によるレコードコンサート&トーク
https://arikaina.com/_article/202305/record-1.html

▼誰かと気軽にお話したい…茶話会ひだまり
https://arikaina.com/_article/202305/sawakai-1.html

▼ほか記事一覧
https://arikaina.com/_article/202305/kiji-index.html


メルマガ読者の皆さんこんにちは、Arikaina発行人です。

ついにと言いますかとうとうと言いますか、コロナが5類に移行しました。毎日の陽性者の報告も5/8で止まり、これからは週に一度の報告になります。

うちのホームページでもコロナ禍がはじまって以来、トップページでほぼ毎日陽性者の数を記録してきました。9日に8日の分を記録してとうとう終わったのですが、足かけ3年、ほぼ毎日ずっと続けてきましたので、なんか感慨深いものがあります。

バックナンバーを見ますと、最初に「陽性の方が確認されました」的なものを載せたのが'20/3/6。大阪のライブハウスで感染したとみられる、というものでした。これより前にも、最初にクラスターが発生した済生会有田病院のことや、小学校での子ども受け入れやマスクの配布など、コロナに関する情報が入り次第随時更新していました。和歌山は全国的にも早い段階でクラスターが発生しましたし、今見直すと、特に最初のころはかなり混乱してたなというのを感じます。

その後ずっと続けることになる「県内で新たに〜」という形が最初に出てくるのが'20/4/5。この辺から、毎日の陽性者の発表がはじまったと思われます。以来まるまる3年。まあ私なんぞそれを簡潔に書き写してただけですが、実際に集計や発表の任にあたっていた県庁の方々はさぞかし感慨深いものがおありでは、と推察します。

うちのホームページでは日々の陽性者の数に加え、特にコロナ禍の最初の頃に顕著なのですが、国や県、いろんな団体や企業の発表、場合によっては電話取材もして、とにかくコロナ関連のことをできるだけ随時更新していきました。

それぞれの情報はごく短かいものですが、できるだけ随時更新していきましたので、自分で言うのも何ですが臨場感と言いますか、その時の空気感みたいなものは何となく感じられるようになっているのではと思います。将来、このコロナ禍のことをいろんな方面から研究する方もいらっしゃるかと思いますが、そんな時に、もしちょびっとでも参考になることがあれば幸いです。

もともとうちのホームページは、あくまで「フリーペーパーの内容を載せる」ことをメインにしていますので、こういうほぼ毎日更新するみたいなことははじめての経験でした。感染者が多くなってくると日々の更新分もめちゃくちゃ長くなり、さらに日々の更新以外にも○○相談とか無料PCR検査の情報とかをページの上の方に載せていってましたので、そのうち、もはや何のページだか分からんような感じになってました(汗)

県のホームページの情報から陽性者の情報をベタなテキストにするスクリプトを、ひいこら言いながら作ったりもしました(これやってなかったら、1日何十人とかなった時点でとても間にあわなかったと思います)。「写すだけ」でも結構大変なこともありましたが、まあ今となってはいい思い出です。

5類移行にあわせて、トップページに今まで載せていた相談先とかもかなり整理しました。リンク先をもう1回チェックしてみると、もう更新されてないところもあって冷や汗かくとともに、本当に体制が変わったんなというのを実感します。これからも週に1回は定点観測の分が更新されますので、とりあえずはそれにあわせて、うちのページの更新も続けていこうと思っています。


てな感じでなんかすっかり「コロナ終わりました」みたいな感じですが、当然ながらウイルスさんがいなくなったわけではありません。それどころか国立感染症研究所のアドバイザリーボード(4/19)では、ゆるやかな増加傾向になっています。確率は低いものの発症すればきつくなることもあることや、後遺症の影響、リスクの高い人への脅威など、こうした点は5類になっても何も変わるわけではないので、感染者が増えればまた社会的な影響が出てくるのではと思います。

感染力が強いことも相変わらずなので、たぶんまた、爆発的に流行するときも来るのではないでしょうか。ただこれからはカウントが一部の病院での定点観測のみになりますので、実際にそうなっていてもそれが分かりにくくなります。それをふまえて今度大きな波が来たとき、つまり5類になってからはじめての流行で社会にどのような影響が出るかが、今後どのような対策がとられていくのかにとって大きなポイントになるのではないでしょうか。

国や行政からの制約がなくとも、流行が拡大していることが確実になれば、自主的に行動制限する人は結構いると思われます。日本では今でもほとんどの人が外出時にマスクしているわけですから、海外よりもその傾向が強くなる可能性があるのではないでしょうか。そうなるとまた前みたいに飲食や観光、公共交通とかが打撃を受けることになります。ただし今度はそうなっても、前みたいな給付金とかは望み薄です。

さらに制限がかなりゆるんだことで、今まで以上に感染が拡大し、波が収まっていくにもより時間がかかることが考えられそうです。それでも制限がないので、まん防だの緊急事態宣言だのが出ていたころに比べれば経済は回るでしょうが、そういう状態が長期に渡るとどうなるでしょうか。

より深刻なのは医療現場です。以前に比べれば弱毒化しているとはいえ、もの凄く拡大すれば発症・重症化する人の絶対数も増えます。オミクロン株になった後の去年の年末でも、県内でどこそこの病院が救急受けてくれない、みたいな話は聞きました。これからは行動制限してとにかく減らすみたいなこともできなくなりますので、一旦切羽つまった状態になると、それが長続きすることになると思われます。そうなると救急はもちろん、コロナ以外の通常診療にも影響が出てきかねないのではないでしょうか。

まあそこまで大流行することなければこんなのも杞憂に終わるのですが、この3年間をふりかえっても、しばらく陽性者ゼロが続いてやれやれとなったあとに大きな波が来たりしてました。5類になってこの「やれやれ」もピークに達してる感がありますが、3年間ほぼ毎日コロナ情報を更新してきた経験からしますと、少々心配になるところではあります。ウイルスさんは自分を増やしはするものの生物ではないはずですが、「油断してきたからそろそろいっといたろか」みたいな、なんか意志でも持ってんのかと思うくらいです。


と言うわけで、今月はこれくらいにしておきます。そうは言っても先月から本紙でもぼちぼちイベント情報とかも増やしてまして、今月はさらに増やして、だんだん紙面の内容もコロナ前に戻ってきた感じです。以前の様に会場や連絡先を記述することが増え、なんか懐かしい感じをおぼえています(笑)

今月はコロナの記事にかなりスペースを割きましたが、4月中に方針が出る、という予定だった自然博物館のこともまたやりました。4月中と言えば串本のロケットも4月ごろに説明するという話になってたはずですが、結局ありませんでした。どちらも大きなお金が動く話であり、気になるところです。

和歌山県は財政危機警報を出していますが、コロナが大きく流行すると、いろいろと出費がかさむようになるかもしれません。しかし何せ危機なわけですから、もしそういう事態になっても、ほかの都道府県よりとぼしい出費になる可能性があります。それ考えても、まあまだしばらくは用心するに越したことはないかなという気持ちです。それではまた来月〜

※次号は6月10日発行です。

有田・海南のフリーペーパー Arikaina
発行 内河将史
https://arikaina.com
arikaina@gmail.com
〒649-0111 和歌山県海南市下津町方187-10

参考=
国立感染症研究所「新型コロナウイルス感染症の直近の感染状況等(2023年4月19日現在)」
https://www.niid.go.jp/niid/ja/2019-ncov/11995-covid19-ab121st.html
産経ニュース「串本ロケット打ち上げ、また延期 2月末→夏ごろに」
https://www.sankei.com/article/20230131-YKUVTE7BJNKIXOFZDZKZPFDTIE/
朝日新聞デジタル「民間ロケットの打ち上げ再々延期へ 串本」
https://www.asahi.com/articles/ASR106WSFR10PXLB002.html

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