全国から約1,000名の「湯浅さん」が湯浅に集結

第3回 ゆあさ行灯アート展 &
湯浅姓のルーツを探ろう[1]


 湯浅の古い町並みを手作り行灯であたたかく照らす「ゆあさ行灯アート展」が、今年も4月15日から19日にかけ開催されます。今年は、湯浅町が発祥とされる全国の「湯浅」姓の方をお招きする「湯浅姓のルーツを探ろう」を同時に開催。1月時点で既に600組!ほどの「湯浅さん」が参加の意向を示しており、例年にもまして湯浅の夜が賑わいそうです。

熱気帯びる行灯募集

 「行灯アート展」は2年前、地域振興などの活動に取り組む地元団体・グリーンソサエティー(「おもちゃ博物館」の記事もご参照下さい)が始めたもの。全国から寄せられた手作り行灯を湯浅の重伝建地区で展示、古い建物群との絶妙のマッチングで評判となり、毎年多くの観光客が訪れる人気行事となっています。今年は3月22日(日)まで、行灯の作品を募集中。年々参加者の熱意も高まり、応募については昨年の内から問い合わせがあったとか。

 今年はこの「行灯アート展」にあわせ、「第1回 湯浅姓のルーツを探ろう」が開催されます。現在、日本全国に8千軒余りと言われる湯浅姓。その起源は平安時代に湯浅の地を発展させた湯浅氏とされていることから、湯浅姓の方にルーツの地を訪ねてもらおうというもの。グリーンソサエティーが全国の「湯浅さん」に連絡した所、約600組もの方から参加希望の返事が。「ぜひ行ってみたい」など好意的な反応も多く、グリーンソサエティーでは「行灯アート展」の最終日となる4月19日に「湯浅さん」を湯浅にお招きし、観光はもちろん、式典などの実施を予定しているとのこと。当日は約1,000名程の湯浅氏の子孫の方々が"里帰り"を果たすことになりそうです。

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有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2009/2-3号

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