なくさへん!主婦とボランティアの力でリニューアル

黒江ぬりもの館
リニューアルオープン[1]


 漆器の町、また"のこぎり歯"と呼ばれる古い町並みで知られる海南市黒江。昨年11月に休館した「黒江ぬりもの館」が2月1日(日)、地元の主婦やボランティアの活動で見事復活し、リニューアルオープンを果たしました。

 「黒江ぬりもの館」は昭和63年、黒江漆器の業者4軒が集まり漆器の直販店としてオープン。販売だけでなく黒江の歴史や町並みの紹介、紀州根来塗の体験コーナーなどで観光客に好評を博していました。しかし近年、漆器業者の廃業が相次ぎ、当初4軒参加していた漆器業者も1軒に。昨年11月、休館することになりました。

 20年の歴史があり、黒江の町並み保存のシンボル的存在だった「ぬりもの館」。その建物も、築150年以上という漆職人の家を改装した貴重なもの。「なんとか残したい」地元の主婦らが中心となり、行動を開始。募金を募り、また建築家や大工さんもボランティアで参加するなど活動は広がりを見せ、ついに新生「黒江ぬりもの館」として再開にこぎつけました。

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有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2009/2-3号

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