Arikaina 2014/5 建畠覚造と戦後の彫刻[2]
 テーブル、イス、はしご?階段?寄せる波?日常見慣れたものがほんの少しいびつになったり、何かが飛び出たりくっついたり、直線のものが曲線になったり、曲線のものが直線になったり。

そんな空間から醸し出される、不思議な感情やユーモア。

'06年に亡くなるまで、冷徹な論理から産み出されるそうした作風で数々の傑作を発表し、日本抽象彫刻のパイオニアと呼ばれる建畠覚造。

芸術選奨や文化功労者を受賞、その作品は仙台市地下鉄長町南駅広場、東京・大井ふ頭中央海浜公園、埼玉県川口市西公園、静岡県JR袋井駅前など、今も全国各地で見ることができます。

彫刻家としての活動のほか、覚造はマネキンメーカーに勤務した経験もあり、マネキン人形のデザイナーとしてもその名を馳せていました。
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2014/5号
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