かつてより数は減ってしまったものの、海南市にはまだ昔ながらの銭湯が健在です。 家風呂あっても入りに来る 「あったまる」「みんなで話できるさけ」 「おおきに」帰る女性客に挨拶して、番台さんが今度は男湯の方に向かって声をかけます。「お父さん、お母さん帰るで」 海南市船尾の住宅街に残る「宝湯」。営業は15時からですが、今も営業前から、常連さんがお店の前で開くのを待っています。 家風呂のない人だけでなく、あっても「あったまりたい」と来る人も多いとか。 「大きな風呂だとぬくもるし、湯冷めしにくいさかいね(宝湯のご主人)」 「やっぱり、みんなで話できるさけ。阪神の試合ある時ら、ここでみんなで応援や。嫁さんは家の風呂入ってくれ言うてたけど、もう諦めたわ(笑)(同じく船尾で営業を続ける大正温泉の15年来の常連客さん)」 (1) (2) (3) (4)
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