和歌山では特に反対意見なし 今回、「浮上しなくなる恐れがある」として中止になった浮上式防波堤。 「浮上式は絶対に無理だと思う。(中略)メンテナンスの費用が物凄くかかるということ、耐用年数が極めて短い、機械式の奴は。 今は復興予算でできるが30年後、40年後もう1回作り替えるときに、おそらくどこからもお金が出てこないと思う(気仙沼市『防潮堤を勉強する会』の議事録より)」 '13年9月、市民との意見交換会でこう答えていた村井知事。 しかし和歌山県では浮上式防波堤について、特に反対や、疑義を挟む意見が出されることは無かったようです。 「'08年頃から(津波対策の)検討が始まり、いろんな方法を考えた中で、 タンカーなどを付ける場所があることを考え、浮上式が有効と判断しました。県が反対する、というわけではありませんでした(県土整備部)」 「(地元からの反対というのは)あまり聞いた記憶がありません(国交省近畿地方整備局)」 最終的に海南市に作られた「浮上式防波堤」は、浮上実験用の3本の鋼管のみ。 建設費用は14億円で、和歌山県は事業費の1/3を負担することになっています。 [6]前に戻る (1) (2) (3) (4)
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