Arikaina 2016/5 避難所の備蓄状況、大きな差が[3]
ご家庭でできる備えを見直す
バカ売れの「東京防災」が販売を再開

「東京防災」より

 いざという時、避難した避難所に食料が無かったら?届かなかったら?東京都が多額の予算をかけて製作し、昨年都内で配布した「東京防災」が大きな話題になっています。

「東京」とは銘打ってあるものの、内容は防災全般に関するもので、340ページという大ボリューム。

震災が起こった場合のシミュレーションや平時からできることについて詳しく、かつイラストやサイの「防サイくん」などのキャラクターを使ってやさしく解説しています。

 本は東京都のサイトで見られるほか、アマゾンや楽天koboなどのオンライン書店にて電子書籍版を無料で読むことができます。

電子書籍は苦手、という方に都では紙の本も用意していましたが、注文が殺到したちまち品切れに。

今年3月からようやく販売を再開し、都に申し込めば現金書留で代金を支払い後、郵送してもらうこともできます。

都によると九州の地震以後、さらに問い合わせが増えているとか。

販売は現在の在庫限り、無くなり次第終了する予定とのことです。

郵送での購入申込と問い合わせ=東京都庁都民情報ルーム
TEL.03・5388・2276

「万が一の時になって、思いをめぐらすのではなく、常日頃から非常の事態に備え、一生懸命にわが身を生かす心構えを養うべきである(濱口悟陵伝)」

道路が寸断され、物資の輸送が思うようにいかなかった今回の被災地。

一生懸命にわが身を生かす心構えが常日頃できているかどうか。

大きな災害が起こった今は、自治体が、個人が、それを問い直す機会なのではないでしょうか。
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Arikaina
2016/5号
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