コロナ禍で注目される、ごく身近で楽しめるレジャー。 「ある意味、昆虫はどこでも見つけることができます」と話すのは、豊かな自然が残る紀美野に移住し、約500点もの標本コレクションを所持している猪狩元気(いがり・げんき)さん。 猪狩さんは、8月には地元のイベントで"昆虫博士"として講師もつとめています。 「老後に住みたい」を40年前倒し 栃木県出身の猪狩さんですが、大学時代に紀美野町を訪れ「老後はここに住みたい」と思っていたのを、「思いきったこと、面白いことをしようと思い、40年前倒しして」移住してこられたとか。 もともとは昆虫にそれほど興味がなかったという猪狩さんですが、ふとしたきっかけから紀美野の昆虫について調べたところ、図鑑でしか見たことがないような昆虫がたくさんいて、それでハマっていったそうです。 「紀美野の自然は南方系の要素・里山の要素・山地性の要素があり、一つの町で、それぞれの環境がからみあった昆虫をたくさん見ることができます」8月には町内で開催されたイベント「星里野外塾」で講師をつとめ、紀美野の自然や昆虫について解説しました。 これから秋にかけて、昆虫採集をはじめようという方におすすめの昆虫をうかがったところ「定番ですがカブト・クワガタですね。9月中旬くらいまでは結構います。ただし、人の土地に勝手に入らないよう注意してください。 あと昆虫かと言われたら何とも言えませんが、初心者の方におすすめなのがダンゴムシです。よくみれば愛嬌たっぷりでかわいいです」 猪狩さんによると、ごく身近なところにも昆虫はたくさんいるそうです。 「気づいていないだけで、意識があればある意味どこでも見つけることができます。 目的の昆虫について情報収集して、いそうな場所をもとに探してアタックし、いなかったらまた情報収集して…の繰り返しになると思います」 紀美野町内では、河川敷で蝶の集団吸水を見るのが好きという猪狩さん。 今後も地道に観察を続けていきたい、とのことです。 前の記事 [3]今年は殺到?予防接種
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