有田の環境センターで設備が故障 不燃ごみ・粗大ごみの搬入を停止強い大雨により、大きな被害を出した有田・海南地方。浸水などにより大量のごみが出て、市や町が用意した臨時のごみ置き場にはごみが山と積まれました。 しかしタイミング悪く、大雨の少し前に有田の環境センターで設備が故障。大雨のあと、不燃ごみ・粗大ごみを直接持ち込めない状態になっていました。 ※記事の内容は6月6日時点のものです。
環境センターは、有田市と有田川町のごみを処理している施設。有田市は5月26日、機器の故障により同センターに不燃ごみ・粗大ごみの持ち込みができなくなったと発表。そのわずか1週間後、6月2日に大雨が発生しました。有田市でも約400軒の床上・床下浸水が発生し(6月6日時点)、甚大な被害が出ました。 しかし環境センターでは可燃ごみは持ち込めるものの、大量に出たはずの不燃ごみ・粗大ごみは持ち込めないまま。有田市では大雨から4日後の6月6日になって、災害で出たごみを回収する集積場を市内8か所に開設しました。同じく大きな被害を出した隣の海南市では、大雨の翌日、6月3日に市内2か所に臨時のごみ集積場を設置。市内のごみを処理しているクリーンセンターでも、6月5日から直接持ち込みを再開しています。 新しい建設地、10年経ってもいまだに決まらず環境センターを運営する有田周辺広域圏事務組合のホームページよると、同センターは1981年に操業開始。建物や設備の老朽化が進んでいるため、10年ほど前から有田市・有田川町に湯浅町・広川町も加わり、有田の1市3町で新しいごみ処理施設を建設するべく検討がはじまりました。 '13年には、有田各地で6か所の建設候補地をリストアップ。翌'14年には候補地を3か所に絞り込んだものの、最終的な建設場所の決定は見送られました。'16年には広川町が、事業費が高額になる見込みだとして撤退。事業は、は、残る1市2町で進められることになりました。
新しいごみ処理施設
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