和歌山のフットサルを 盛り上げたい!子供らに伝えたい! |
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別に2、3人でもかめへん。
ボールあったらOK
フットサルで子供らを支援
タイでの生活で、貧困層の子供たちの現状に衝撃を受けたという中尾さん。学校へ行けない子、エイズや銃撃で親を亡くした子、物乞いの子、夜遅くまで働く子…「都会なんはバンコクだけ。ちょっと離れたら、全く発展してないようなとこが多い。やりたいことをやれない、という子が凄く多い。日本でも、たくさんの人にそれを知ってほしい」
中尾さんは2007年、和歌山市でチャリティイベント「日タイ友好フットサル」を開催。プレーの披露やドリブル走などのイベントを行い、参加者にウェア等の寄付を募ったところ、予想をはるかに上回る何百着という服やズボンが集まりました。翌2008年、中尾さんはタイの施設で子供たちにこれらの品を寄贈。日本でも2回目の「日タイ友好フットサル」を開催しました。
「なんかしたい、って思ったし、フットサルはほんまは1チーム5人ですけど、別に2、3人でもいいんです。人数が少なくても、ボールさえあったらプレーできる。もっとも、そのボールすら満足に買えん子も多いんですが…」寄付品をタイへ運ぶ輸送費の工面など大変なこともあるものの、中尾さんは今年も「日タイ友好フットサル」を開催したいと考えています。