当初の予想を大幅に上回る人出 |
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同館の丸山篤館長によると、人気があるのは教育センターにある「3D津波映像シアター」だとか。これは3Dで襲い来る大迫力の津波映像で実際の被害の恐ろしさを体感できるというもので、来館者は入口で専用のメガネを貸りて鑑賞します。他にも流さ16メートルの水槽で実際に小さな津波を起こしてその原理を理解する「津波シミュレーション」や、子供向けにはゲームをクリアしていくと防災に関する知識が身に付く「 INAMURAレンジャー」、大人には3Dハザードマップが好評とのことです。
「稲むらの火の館」の建設費は約11億円で、広川町や県が負担しています。オープン前、町では年間約1万人の来館者を見込んでいましたが、現在のところは予想をはるかに上回る盛況ぶり。それでも、収支はトントンか若干の赤字とか。丸山館長は「現在の所、お客さんの半分位が学校や教育関係の方。今後は来館者が減少して行くことも考えられるので、来館者を増やしてリピーターの方にも飽きられないよう、展示物のリニューアルも考えたい。ホームページも今は館の案内が主ですが、より充実させて行きたい」と話しています。