Arikaina 2012/2 和歌山だけ全て入札1[3]

入札後、業者に"事情聴取" 結局やり直さずそのままに

 近畿地方整備局ではこの状況を受け、入札後に1か月ほどかけて落札業者、並びに入札したものの辞退した業者について話を聞きましたが

「私共には、警察のような捜査権限はありません。

疑わしいとは思っても『談合である』というはっきりとしたものがない限りは、そのまま工事を進めることになります(近畿地方整備局の担当者)」

結局入札のやり直しは行われず、いずれの工事もそのまま進められているとのことです。

しかし、「相当怪しいので、公正取引委員会や警察庁へかなり詳しい資料を提供しています。

もし談合が発覚した場合には、落札額の何割かを後から請求することになるだろうと思います」と話しています。

 県内で10件の入札が行われ、入札は全て1。

これだけの「結果」を受けても、入札をやり直す、あるいは無効にすることは、今の制度ではなかなか難しいようです。
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2012/2号
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