Arikaina 2013/11 有田川と同社製の風車[6]
 ところがこうした苦情や落下事故が相次いでも、現状では風車を「停める」ことは極めて難しいのが実態のようです。

「電気事業法39条を満たせない場合、すなわち必要な技術基準を維持していないと見なせれば、停止を命令することはできます(経産省)」

実際には明らかな製品上の不具合が無ければ停止命令を出すことは難しく、「特に、一律に停止命令をかけるのは難しい。

実際、今までに行政から停止命令を出したことも無いと思います(同省)」とのことです。風力発電施設の問題点が知られるにつれ、海南市では建設計画に対して反対運動も起きています。

 和歌山県など、特に地方部で増加を続ける風力発電施設。

クリーンエネルギーとして注目される一方で、決して回転を停めない風車に対し、地元住民は、自ら注意深く接していく必要に迫られていると言えそうです。
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Arikaina
2013/11号
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