Arikaina 2014/8 大書院、大改装で再利用[1]
100年前の「地域の拠り所」が蘇る
日限地蔵大書院 大改装で再利用へ

 海南インターすぐ近く、地元の人たちには「日限の地蔵さん」でおなじみの日限地蔵・浄土寺。

近年では春と夏に開かれる万灯会(まんとうえ)でも知られていますが、

長期に渡って工事が進められていた大書院がほぼ改装を終え、7月に読経コンサートの会場として一般公開されました。

寺では今後はカフェやイベント会場としても利用するなどして活用していく予定です。

 日限地蔵の大書院は、温山荘を作った新田長次郎らの寄進により建てられたもの。

建築目的ははっきりしていませんが、寺に残る資料によると、少なくとも大正10年には完成していたと見られています。

寺は小高い山の上にあるため、昭和初期には津波から逃れた人々がこの大書院に逃れたという記録が残るほか

「地元の60代くらいの人からは、ここで『同窓会をした』『宴会をした』と言われます。当時は地元のより所だったようです(浄土寺の角豊光住職。以下カッコ内同じ)」

しかしその後、寺は住職が常駐しなくなり荒廃。大書院もすっかり荒れ果てていました。
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2014/8号
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