既にその当時でも屋根は落ち雨漏りはし、廊下は一部潰れており、ギリギリの状態でした」 復興を思い立った角さんは、少しずつ大書院を改修。寄付も少しはあったものの、多くはお寺の持ち出しとか。 「大工さんや屋根屋さんには、『自分たちのペースでやって下さい』と言うてました。少しでも改装費用を抑えるために。それで時間もかかった」 約3年の工期を経て、窪んでいた天井は元に戻し、潰れていた床は新しく張り直し、耐震補強のため柱を追加し、ようやく建物として使える状態に。 7月24日にはここで読経コンサートが開かれ、浄土寺と同じ宗派(時宗)のお坊さん5名が読経と踊り念仏を披露、50名ほどが聞き入りました。 昔みたいに、みんなの集まる場所に 今回の改装に合わせ、書院の広間はほぼ半分が板張りになりました。 「強度補強のためでもあるんですけど、板張りにすればイスやテーブルも置きやすいですしね」 改装はまだこれでは終わらず、寺ではこの板張りの部分に厨房!を作る予定。 「うちは主に安産のご祈祷に来られる方が多いんですが、来られた方に一服していただければと。もちろん、参拝者の方にも」 [6]前に戻る (1) (2) (3) 前の記事 [3]市役所移転に遅れ?
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