Arikaina 2015/6 海南市が塗料かす引取中止へ[2]
「今までは市単独のごみ処理施設でしたので、地場産業の支援という面もあって引き取って来ました。しかし、新しい施設は紀の川市・紀美野町との共同施設になります。海南市だけの事情を聞いていただくというのは難しい、と言うことです(海南市産業振興課)」

キロ6円が10倍に
組合「影響大きい」

 「塗料かす」は漆器に塗料を吹き付ける際に、周囲に飛び散った塗料の固まり。そのままでは自然発火する恐れがあるため、捨てる際には産業廃棄物として処理する必要があります。

海南市では今まで、市のクリーンセンターでこの塗料かすを引き取って来ました。引き取り費はキロ6円。しかし民間の処理業者に頼めば、料金は一気に10倍ほどになると見られています。「もちろん、大きな影響があります(紀州漆器協同組合の田村専務理事)」

4月30日、黒江にある防災コミュニティセンターで開かれた海南市の市政懇談会。ここでも、漆器業者から市に対し支援を求める声が上がりました。「市もお金無いんは分かる。けどなんとか、少しでも補助をお願いしたい」
[5]続き
[6]前に戻る
(1) (2) (3)
次の記事 [4]広域ごみ処理施設 3月に延期
←このページのコード
有田・海南のフリーペーパー
Arikaina
2015/6号
[1]このページの一番上へ
[2]記事一覧へ
[0]トップページへ戻る
IP分散サーバーサービス