「本来は、自分たちで処理しなければならないものです(田村さん)」ただし自前の処理施設を作ることについては、費用や維持コストの面から「とても無理(田村さん)」としています。 「もちろん、漆器は重要な地場産業です。塗料かす処理に関して直接的な支援はできなくなりますが、何らかの支援をしたいとは考えています(同産業振興課)」 室町時代から続くとされる黒江の漆器作り。明治に入ると紀州藩の保護を失ったものの、独自の流通網を開拓するなどして復活。昭和に入ってもシルク塗など新しい技法が登場し、さまざまな工夫で時代に対応して来ました。 今回直面した新たなコストアップという難題も、自ら”塗り替える“ことができるでしょうか。 参考=紀州漆器伝統産業会館ホームページ内「紀州漆器の歴史」 (1) (2) (3)
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