Arikaina 2015/8 いつできる?有田海南道路[3]
仕切り直して?完成目標は10年後
10年後には、沿線人口は今の7割程に

 有田海南道路は今年度からようやく有田市側から工事が始まり、国交省も現在では、今年から10年後の完成を目指すとしています。国立社会保障・人口問題研究所が公表している人口予測では、今から10年後の平成35年には、平成25年と比較して、有田市・海南市の人口は約30%ほど減少すると予測されています(表1参照)。

ここ数年でも毎年1000人程のペースで減少を続けており、国交省が平成23年度に発表した資料でも、有田〜海南の42号線の交通量は、ゆるやかではあるものの減少傾向になっています(表2参照)。


 「厳しさを増す財政事情の下、社会資本の整備水準の向上や今後の急速な人口減少を踏まえれば、今後の社会資本整備に際しては、一層の重点化を図るとともに、計画的かつ効率的に進める必要がある。(『社会資本整備を巡る現状と課題』平成26年10月、財務省主計局)」

渋滞解消を目的に始まった有田海南道路ですが、あまりにも完成が長引くようであれば、予算も膨らんだ上、バイパスが完成した頃には42号線の渋滞も自然解消に向かっているーーそんな道のりに踏み込みつつある、のかもしれません。
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Arikaina
2015/8号
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